文書作成日:2024/01/31
都道府県別の介護サービス受給者1人当たり費用額
前回は、介護サービスの種類別に受給者1人当たり費用額をご紹介しました。ここでは同じ調査結果(※)から、都道府県別の介護サービス受給者1人当たり費用額をみていきます。
1
介護予防サービスは0.4%の増加
調査結果などから、都道府県別の介護予防サービス受給者1人当たり費用額(以下、費用額)などをまとめると、表1のとおりです。
介護予防サービスの全国の費用額は27.9千円で、対前年同月増減率(以下、増減率)は0.4%増となりました。
都道府県別にみると、費用額では佐賀県が37.3千円で最も高くなりました。増減率は、山形県の2.7%増をはじめ、プラスになった地域が多い状況です。
2
介護サービスは1.7%の増加
次に都道府県別の介護サービス費用額などをまとめると、表2のとおりです。
介護サービスの全国の費用額は203.1千円、増減率は1.7%増でした。
都道府県別にみると、鳥取県が223.7千円で最も高く、次いで石川県と沖縄県が216.1千円となっています。増減率では、千葉県の2.6%増をはじめ、すべての都道府県でプラスになりました。
介護サービス、介護予防サービスとも全国平均では、受給者1人当たり費用額が増加しました。次回の調査では、どのような結果になるでしょうか。
(※)厚生労働省「令和4年度介護給付費等実態統計の概況」
2023年9月に発表された調査結果です。ここでの受給者1人当たり費用額は費用額÷受給者数で求めた数値になります。費用額は、審査月に原審査で決定された額であり、保険給付額、公費負担額及び利用者負担額(公費の本人負担額を含む)の合計額です。
※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。
本情報の転載および著作権法に定められた条件以外の複製等を禁じます。
本情報の転載および著作権法に定められた条件以外の複製等を禁じます。